晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

2018-01-01から1年間の記事一覧

世田谷美術館「濱田庄司展」

世田谷美術館の濱田庄司展へ。 こちらの美術館の最初の展示室の窓が見えるのは、私が訪問した中では初めて。 夏の鮮やかな緑を背景に、大きい作品が3点。贅沢です。このおおらかな感じが濱田庄司っぽく感じました。 濱田庄司は益子に拠点を置いた陶芸家で、…

うるしの展覧会2つー根津美術館「はじめての古美術観賞」、泉屋博古館分館「うるしの彩り」

漆がテーマの2つの展覧会へ。 漆は茶道具などの工芸や日本美術の展示で見かけることが多いですが、漆だけを見ることはあまりなく、過去に岩手の浄法寺塗りの工房を見学させていただいたり、旅行先の新潟・村上で堆朱を見たり、また、正倉院展で螺鈿の宝物を…

大山崎山荘美術館 「ウィリアム・モリス展」

6月の晴れた日、京都にいたので大山崎山荘美術館へ。 大山崎山荘は実業家・加賀正太郎が自ら設計、デザインして建てた英国風の山荘で、1996年に美術館となり、アサヒビール創業者の山本爲三郎の収集したコレクションが中心です。山本氏が応援していた民藝の…

「長谷川利行展 七色の東京」府中市美術館

普段Twitterで展覧会の情報とか感想とかを見ています。府中市美術館の「長谷川利行」展はとても好評でしたが、画家のこと知らないし府中遠いし…と完全スルーしてました。 でも、先日京都行った際、若い時から良くしていただいている喫茶店でマスターご夫婦に…

「琳派ー俵屋宗達から田中一光へー」山種美術館

山種美術館「琳派―俵屋宗達から田中一光へ」を見てきました。 琳派って京都から発生した綺麗な絵で、宗達、光琳、抱一とか…としか認識がなく、こんなに多くの人の心をつかんでいるのはなぜ?という疑問に答えてくれた展覧会でした。 宗達→光琳→抱一は、世代…

日本民藝館 「柚木沙三郎の染色」

私は21歳くらいから民藝ファンです。最初は芹沢銈介大好きで、カレンダーや大判のハンカチみたいなの(お弁当を包んでた)など、いろいろ買い集めてました。倉敷のお店とかで「風」と染め抜かれた暖簾を見たりするとすごく憧れたものでした。実際、自分の家に…

半・分解展

「半・分解展」、すごくおもしろい展覧会でした。前回はTwitterで様子を見ていて気になりながら行けず。。。今年は伺えました。テーラーで修行し、現在はモデリストの長谷川さんが200年前の洋服や、軍服、スーツなどを半分分解して、パターンを起こして再現…

出光美術館「宋磁 神秘のやきもの」

間違いなく今年の私の展覧会ベスト10には入ると見る前から確信していた展覧会。 出光美術館「宋磁」 率直な感想ですが、出光美術館って、なんて素晴らしく美しいものをこんなにたくさん所有してるんでしょう!東洋陶磁美術館もすごいですが。 青磁や白磁の地…

「大名茶人 松平不昧公」三井記念美術館

三井記念美術館「没後200年 大名茶人 松平不眛―お殿さまの審美眼―」を見に。 鳥取へ行った際に松江も訪ねたことがあり、松江といえば不昧公、大名でありながらお茶が好きっていうことは印象に残っていて、こちらのポスターを見て、思い出して気になりました…

根津美術館 「光琳と乾山」展 とかきつばた

GW頃、お庭の池にカキツバタが満開になる頃に、尾形光琳の《燕子花図屏風》を館内に展示するという根津美術館。 前からこのタイミングを狙ってました! 特別展は「光琳と乾山」 琳派ってわかんないので、なんか綺麗だけど…で、さらっと見てましたが、乾山気…

「くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質」東京ステーションギャラリー

隈研吾さんのことはすごい前に「課外授業 ようこそ先輩」で校庭に自分達の空間を作るみたいな授業をテレビで見て(調べたら2003年)、いい人だなぁと思い、建築家の中では一番親しみを感じてました。 そしてこちらの展覧会へ行ったのですが、あんまりよく分か…

桜をたくさん見た2018年の春

今年の桜は本当にしみじみ綺麗だった。 私にとって転機の春。 晴れた青空に満開の桜をたくさん見られて充電完了でした。これからまた次のステージへ。

日本民藝館 「棟方志功と柳宗悦」

久しぶりの日本民藝館。 展示は「棟方志功と柳宗悦」 棟方志功展は町田版画美術館、滋賀県立近代美術館などでも大きい企画展を見てますが、いつ見ても、棟方志功のまっすぐな情熱を感じて清々しいです。今回、柳宗悦と交換されたお手紙が展示されていて、棟…

ミロコマチコ展 「いきものたちの音が聞こえる」世田谷文学館

一目見て、なんていい絵!すごく好き!見たい!!って思いましたが、世田谷文学館って場所が微妙で行くのはちょっとな…めんどくさーいってなっていた時、車で連れていってもらえることに!喜んでついていったら、本当に良かった。この生き生きとした生き物た…

「marimekko SPIRITS」ギンザグラフィックギャラリー

2018年最初に訪ねた展覧会は、ギンザグラフィックギャラリー「marimekko SPIRITS」。 marimekkoってテキスタイルにして身近に置きたい、使いたい、纏いたいという想いが湧いてきます。日常を豊かにする素敵なデザイン。 地下の展示で、西芳寺からインスピレ…