晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

ここ1年くらいの手芸の鑑賞&挑戦

更新がずいぶんと久しぶりになってしまいました。

ここ数年は日々のことをインスタに投稿していますが、どんどん流れていってしまって自分でも分からなくなりつつあります。久しぶりにブログを見たら、自分ごとでありながら、すっかり忘れていることばかりでした。下書きフォルダにもたくさんタイトルと写真1枚とかで残っていましたが、もう感想もなんとなくしか思い出せず、残念なことをしてしまいました。ということで、今年を中心に近年自分が見てきたものを記録として残しておこうと思います。

 

今日はここ1年ほどの手芸に関する見たもの、挑戦したもののまとめです。

コロナ禍が落ち着きを見せ始め、恐るおそる外出を始めた2023年秋ごろから振り返っておきたいです。それぞれの手芸については追って一つ一つの記事にできたらいいなと思っています。(できるかな?)

 

コロナ禍は刺し子にはまりました。そんなに布巾いっぱい作ってどうするんだろうと思いながら、今になって振り返るとなにか無心に手を動かすことが必要な時間だったと思います。
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こちらは近藤陽絽子さんの本を見ながら自分で方眼を書いて図案を写して刺しました。

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2022年はギャラリーでカザフ刺繍を見せていただきました。

遊牧民の暮らしをしながら、移動式のお家を飾るものすごく手の込んだ刺繍。

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そして、2023年1月にワークショップに参加させていただきました。

木枠に布を張ってかぎ針でチェーンステッチを刺していくのですが、見るのと大違いで難しかったです。これを大きい生地一面に刺せるなんて。。。

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アンティークショップで綺麗な布小物を手に入れて、白糸刺繍に憧れが募りました。

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綺麗すぎる。。。
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そして、白糸刺繡の本を見ながら、まずは縁飾りを練習しましたが、なかなかうまく揃わず無心になって生地全面にやってみましたが、そのまま放置。

これは今年ちゃんとやりたいです。

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インドの刺し子というのでしょうか、「カンタ」をたくさん見せていただく機会もいただきました。素敵なものもたくさんで1枚大きいのが欲しいのですが、まずは小さい端切れを手元に。使い込んで柔らかく、凹凸のある風情がいい感じです。

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インドの手刺繍、この手法も興味があるので実物を入手していろいろ確認。

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自分でも試みました。これはなかなか時間が捻出できなくて止まってますが、

もっとやりたいことの一つです。

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夏にはトルコの「オヤ」の展示を見に行きました。かわいい。

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同じ時期にワタリウム美術館でトルコに関連した展覧会があり、山田虎次郎さんの所有物にもオヤがあるのを発見。f:id:akio422:20231112195611j:image

そして、オヤにも挑戦してみました!

まずはラリエット。編み物はほとんどやったことがなかったので、かぎ針の持ち方から教えていただいて、手が釣りそうになりながらなんとか仕上げましたが、私には超難しかったです。
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ちょっと慣れてきたので、憧れのビーズの縁飾りにも挑戦。

ビーズをスカーフの縁に編みつけていくのが大変で、数も間違えたり何度もやり直して完成したときは感動しました。
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調子にのって、イーネオヤという縫い針で編むオヤの初心者キットにも挑戦しましたが、こちらの方が難しく、一回作って投げ出しましたが心残りでほどいてもう一度作りました。底辺のパールの縫い込まれている部分がオヤの技法です。

どうやら、「編む」という行為は私には理解が難しくて苦手らしいです。f:id:akio422:20231112195658j:image

イーネオヤの貴重なコレクションも見せていただきました。

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秋には、インドカシミール地方の繊細な刺繍の施されたカシミヤのとっても素敵なパシュミナやストールの展示を拝見し、お話会にも参加させていただきました。

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こちらの本の表紙の刺繍です。素晴らしい技術と惜しみなく手間暇がかけられた品々で一生ものの宝物のようなものたちでした。欲しくなりますが、なかなか即決は難しく覚悟がいります。

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東欧の刺繍をたくさん見せていただき、現地のお話や歴史をたっぷりを聞かせていただくお話会にもお邪魔しました。東欧のものは初めて見たので新鮮。色鮮やかで可愛らしく、華やいでいました。

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2023年はイスラエルのガザ侵攻があり、パレスチナ支援を行っている団体のチャリティーイベントへ伺い、現地の女性の作られた刺繍小物を購入させていただきました。色も綺麗でとても可愛い刺繍。手仕事が不安な日々の支えになっていたらと思いつつ、平和に強く想いを馳せる時間でした。f:id:akio422:20231112200114j:image

そして、ずっとやってみたかった憧れの「ダーニング」の展示へも伺いました。

衣服のほつれや穴あきを修繕するにとどまらないクリエイティブなダーニング。

見ていてとても楽しいです。
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私もダーニングブローチのワークショップに参加させていただいて、かがり方などを教わりながらブローチ作ってみました。楽しかったです。同じテーブルを囲んだ初対面の皆さんとのおしゃべりも楽しくて、手芸の魅力をたくさん感じました。

修繕の必要でそのままになっている自分の愛用の服にもやってみようと思えました。
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まだあるのですが、長くなるのでその2へ続きます。