琳派って京都から発生した綺麗な絵で、宗達、光琳、抱一とか…としか認識がなく、こんなに多くの人の心をつかんでいるのはなぜ?という疑問に答えてくれた展覧会でした。
宗達→光琳→抱一は、世代が違って、流派も関係なく血縁もない。琳派は先人を私淑して、その作品を自らで発展させて継承していった点で他の流派とは異なり、その影響力は広く及んでいる。ということが分かり、有名な歴代の画家にも琳派の影響が見出せたり、戦前から日本のデザイン界の先頭を駆け抜けていった田中一光さんも琳派のエッセンスを吸収して自らのポスターをデザインされたりしていたそうで!
琳派の影響力の大きさを初めて理解できた展覧会で、行って良かったです。
修復完了してお披露目された、伝俵屋宗達《槙楓図》屏風
この田中一光さんの自伝おもしろかったです。図録の大きさも軽くてちょうどいいですね。