ピーター・ドイグ展を見た後で、近代美術館の常設展も見に行きました。美術館も開いてなかったり自分も行けなかったりで、半年ぶりくらいに作品を見る時間が持てて、自分で自分の感覚が喜んでいるように感じた。セザンヌもブラックも、他にもいろいろみんな懐かしく感じて嬉しくなった。新しく見た作家の作品にも好奇心と新鮮な感動をいただけた。美術鑑賞のみならず、生活や仕事の様々な面で自粛することや、緊張を感じることが増え、今までと違う生活習慣を身につけ、不安な時間も多かったり、なにかと心が休まらない毎日を送っていたことで、感性も縮こまっていたように感じた。本を読んだり、インターネットで情報をとったり見られるものはみていても、やっぱり本物の前に立ち、そのエネルギーを感じ、作家へ思いを馳せ、自分の感覚を感じることは、リアルなものからしか感じられないんだと思った。
今までは気軽にふらっと立ち寄り、見たいときに見たいものを見られる環境がとっても贅沢だったんだなと思う。回数は減っても、時間が制限されることがあっても、本物を感じる機会を失いたくないなと思った。芸術文化が人間に与えるものはお金や数字では置き換えられない。また違う豊かさがあり、生きるためのエネルギーになると思う。たぶんきっと社会が変化していくと思うけど、その豊かさが守られる社会であって欲しいと思う。自分はなにができるか?を考えなきゃなと思った。
ブラック
リヒター
桂ゆき
ルソー
大沢昌助
ハンス・コパー
ヘンリー・ムーア
仲田定之助
常設展て素晴らしい!