晶の東京日記

本とかアートのこと。東京にいる間は東京を楽しみたい。

「ルーベンス展」国立西洋美術館

最近すごく綺麗なものを見たくて、今までなら絶対に選択しないような西洋絵画を見に行きました。

国立西洋美術館ルーベンス展」
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綺麗な絵でした。
ルーベンスは芸術家で人文主義者、そして外交官であり、正真正銘のルネサンス人と、冒頭で紹介がありました。

ルーベンスに作品を注文した人は、ルーベンスと教養を共有していたから画面に書き込まれる象徴の意味を理解することができたとか。注文主と同じくらいの教養があり(さすが外交官!)、それを描ける画力と最新の技術ががあるとは別格の画家だったんだろうな…。

ルーベンス工房の効率的な製作システムは例を見ないもので、それが機能したからこそ大量の注文を見事にさばくことができたとも解説があり、またお弟子さんもたくさん育ったらしいので、やり手なビジネスマンであり経営者でもあったんだろうなと思いました。多才な人。

でもエピソードから、歴史的絵画や他の画家の作品を学んだり、古代彫刻から古代人の肉体を学んだりと、研究熱心な人だったことも分かりました。
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こちらの本で事前にギリシア神話を少し勉強したので、ヘラクレスとか少し分かることが増えてて嬉しかったです。でもまだ意味まで取れないし、イエスキリスト教のことも知ってたらもっと楽しめそうだと思ったので、ギリシア神話を深めつつ、次は簡単な聖書の話を読んでみます。(美術館で購入済み)

絵に描かれた象徴を理解できる教養が求められた時代だったんだと身をもって知った展覧会でした。


併せて常設展も見てきました。

部屋の作りに見覚えがあるので、おそらく一度入ったことがあると思います。20年くらい前のバーンズ・コレクション展と昨年のクラーナハ展でしか来たことがないので、20年以上、久しぶりだと思います。


2階の大半は知らない作品で、ドラクロアが出てきたあたりから知ってる名前が増えて、印象派ナビ派。。。と続いて近代へ。まだまだ知らないことばかりの西洋美術。一つ一つ学んでいきます。


こちらが私がいいなと思った作品。

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1枚目の彫刻はヴィーナスの優しい表情が好き。最後が藤田嗣治だということ以外はどなたの作品かは忘れてしまいました。


綺麗だな、いいなぁの一歩奥に踏み込むために基礎知識つけていこうと思います。もっと楽しむために。