晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

「茶の湯」展を見に行ってみましたが。。。

今年の注目の展覧会一つである

東京国立博物館 「特別展 茶の湯」を見に、

桜が綺麗な上野へ行って来ました。


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国宝、重要文化財など名品が勢揃い!ということで、

始まった翌日にさっそく行ってみました。

展示されているものが多くて、かなりボリュームが。。。

前半見終わって、休憩してから後半を見ました。

 

第一章  足利将軍家の茶湯―唐物荘厳と唐物数寄

第二章  侘茶の誕生―心にかなうもの

第三章  侘茶の大成―千利休とその時代

第四章  古典復興―小堀遠州と松平不眛の茶

第五章  新たな創造―近代数寄者の眼

 

お茶の知識ゼロ、予習もなしで行ったので、なんかいまいち良く分からず。

お茶により芸術文化も発展し、時の権力者たちも

お茶の世界に惹き付けられて、何百年も前の品々が

未だ大切に受け継がれ、こうしてお茶とは無縁の私までも

観賞させてもらえてるのはすごいなと

壮大さにはため息でした。

 

綺麗なお茶碗もいろいろ出ていましたが、

やっぱり私は長次郎や道入や、光悦のが格好いいなと感じ、

でも小堀遠州の時代もなかなか素敵だなと思ってみたり、

お茶室に書の掛軸を飾るということを初めて知ったり、

他のお道具はどう使うかもわかんないので、ただ見ていました。

 

今日見たものがまたいつかなにかと繋がればいいなって思って。

綺麗なものやおもしろいものもいっぱい見られてよかったです。

出口近くの「近代の数寄者たち」が一番気になりましたが

疲れちゃって流してしまいました。

 

図録買っても読みきれないので、この本を。

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(縦向きにならない…)

 

これからテレビの特番や日曜美術館があるし、

復習を楽しみたいと思います。

 

観賞はこんな感じで不完全燃焼でしたが、

観賞後にお茶をした時に素敵なマダムと相席になり、

いろいろお話して下さって、そのほんの10分弱が楽しかったです。

 

アメリカ在住でお茶を何十年も習っていらっしゃること、

なにがあっても忘れて熱中できる、自分が入り込める世界

(お稽古や創作など)をもつことの大切さ、

尊敬する素敵な師を持つ幸せなど、心に響くことばかり。

茶道はお茶だけでなく、お花、絵や書、着物、料理とか、

総合芸術だから、機会があったら習ってみるのもいいわよ!と

お茶の魅力もお話して下さったり、

「そういうもの、ちゃんと見つかるわよ!お名前は?私は○○です。」

と素敵な笑顔で、展示室へ戻っていかれました。

 

ちょうど今、プライベートで考えてることにぴったりな

アドバイスみたいなお話も聞くことができて、

偶然なんだけど必然だと思ってびっくりしました。

展示室で観賞している中に時々ほんの数人、エレガントな方や

知性を感じる方がいらっしゃって、私もあんな風に年を重ねたい

っていう人がいらっしゃいますが、そういう方と

直接お話できて嬉しかったです。

コミュニケーションの取り方もスマートで素敵でした。

 

ミエコさん、またどこかでお会いできたらいいな。

私もそれまでに自分を耕して種まきして、育てていきたいです。

 

博物館から見えた上野公園の桜がとても綺麗でした。


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