晶の東京日記

本とかアートのこと。東京にいる間は東京を楽しみたい。

2019年心に残った展覧会

2019年もたくさんの展覧会を見ることができました。(ギャラリー含め70くらい)

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感想を手軽なInstagramにアップしていたのでブログ記事が全くないですが、まとめとしてブログに書きます。

今年は好きなものを中心に、とはいえ古代のものや民族的なものも見れたりして楽しく鑑賞させていただきました。「私の心に残る」という点で今年も10個の展覧会を選んでみました。今を生きて今の空気を感じられるセンス溢れる作品や表現、時が経っても変わることのない洗練された美しさ、そして素晴らしい審美眼をご披露いただいた展覧会。今年は一人の方の作品展や収集されたものの展覧会など、その方の生き方や、表現を見ることができる展覧会ばかりが気になりました。来年もこれから先も楽しみな方々ばかりです。

 

①Ryu Itadani「ENJOY THE VIEW」ポーラミュージアムアネックス

チラシを手にした時からすごく好きな感じ!と一目惚れ的に大好きに。会場で見たらチラシ以上に素敵すぎて感激のあまり3回も訪問。色づかい、特にこれとこれが隣か!っていう個性的な配色が好き。上手く説明できないけど、好きに理由はないという感じでした。欲しいです。

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②「ミリアム・ハスケル~渡辺マリコレクション~(後期)」アクセサリーミュージアム

2018年に前期があり、素晴らしさに感動していましたが、2019年の後期も本当に素敵でした。ミリアムハスケルの作り出すいろんな素材のコスチュームジュエリーは、貴石のジュエリーよりも何倍も私の心に響いて、オシャレしたいし、オシャレになりたいという欲望も湧いてくるし、見飽きないのでこちらも3回訪問し(前期から通算6回)、最後は図録を辿って見てしまいました。
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③「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」三菱一号館美術館

正直なところ、プリーツのドレスとか興味ないし…と思いつつ、女子割デーだし行ってみるかくらいでしたが、素晴らしく美しい世界でした。表現する才能もありながら、美しいものと生きるのが当然的な環境と行動に感心してしまいました。すごかった。
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④「LOST WONDERLAND 富田菜摘展」Bunkamuraギャラリー

富田さんの作る生き物は、廃材から生まれているのが恵みと思ってしまうくらい可愛らしく愛嬌のある表情で、とっても大好き。ご本人も可愛くやさしい雰囲気なのに、こんなにも大きくハードなものを作ってしまうなんて、芯の強さやブレない軸を感じます。富田さんのファミリー的な作品たち。可愛いだけではない、もっと大きな規模の愛情を感じられて素敵な世界観で、すっかりファンです。
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⑤「ヌーボービジューファンタジーコスチュームジュエリーの再生ー片山優子/キム・ドゥハ作品展示会」ボタンの博物館

とにかくオシャレでセンスが良くて、スタイリッシュでかっこよかったです。そして片山さんの素敵なお人柄に触れられ、素敵な作品が生まれるはずだ!と実感しました。魅力的な方でした。

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⑥「藍染の絞り 片野元彦の仕事」日本民藝館

絞りの技法の奥深さとクリエイティブな部分を見せていただきました。当時の片野さんや民藝界の方々のやりとりなど拝見し、一人の人間の力ではない壮大さを感じますが、同時に一人の人としてこんなに努力することも並大抵ではないと感じました。作品から迫りくるものを感じました。
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⑦「トム・サックスのティーセレモニー」東京オペラシティアートギャラリー

まず作品の見た目が好き。お茶のことは全然わかりませんが、ユーモアを散りばめ、意思表示があり、でも軽やかにオシャレなところがかっこよかった。
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⑧「古布ー無名の妙ー坂田和實・蒐集の審美」多摩美術大学美術館

坂田和實さんは骨董の世界では大変有名な方とのことですが、詳細は存じ上げぬまま訪問。古い布が時代と国境を超えて集められていましたが、一定の目線を感じました。スタイリッシュというか洗練されていて、古い時代の用途など思い出せないし、そしてそうする意味も関係ないという、モノとしての存在を見られました。いい時間でした。

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⑨「企画展 刺し子と手仕事の日本ー丸山太郎の民芸を旅する」松本民芸館

丸山太郎さんはセンスがいい。集めているものも、ご自身の卵殻作品もとても素敵。民芸館の中では倉敷がダントツで好きですが、松本民芸館はもっと好みかも。お仕事しながら自費で民芸館を作り上げた丸山さんの行動力にも脱帽でした。
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⑩「岡田裕子展 ダブル・フューチャー」ミズマアートギャラリー

将来こんな未来が来るかも?を造形や映像でリアルに感じ、その体験ができたことがすごい!と思ってから、アートの力はすごい!と段階的に感動しました。イメージを形にする魔法みたいな力を感じて、アートってそういうものなんだなと思いました。素直に感動しました。
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また、「愛のヴィクトリアン・ジュエリー」(茨城県陶芸美術館)、「ラリック・エレガンス」(練馬区立美術館)、「ギュスターヴ・モロー展」(パナソニック留美術館)では、とても美しくてエレガントなもの(モローは官能的な美しさも)が見られて、それらもとても良かったです。日本美術では「美を紡ぐ日本美術の名品」(東京国立博物館)が印象的で、見るものすべての存在感に圧倒されました。三井記念美術館の「円覚寺の至宝」の鎌倉時代の優美な仏像や「日本の素朴絵」の微笑ましい絵は、初めて見る分野で新鮮な楽しさがありました。他にも館の専門分野を存分に堪能できた「唐三彩」(出光美術館)、「ヨーロピアン・モード」「世界の絣」(文化学園博物館)なども面白かったです。ポーラミュージアムアネックスの「イヴ・サンローラン展」ではヴィンテージのジャケットやコートを試着し、撮影してもらえましたが、あの着心地の良さとシルエットの綺麗さも忘れられません。。。

ここ数年、大展覧会も含めていろいろ見て、好きなものがはっきりしてきたことや、逆に何度見てもあまり自分に響かなかったりすぐ忘れちゃう分野も分かってきたので、今後は件数を絞ってじっくり見ていこうと思います。

2020年はBunkamuraのソール・ライター展が非常に楽しみ。オペラシティの白髪一雄展、庭園美術館のラリック展なども。結局またたくさん見ることになりそうです。

 

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