月曜日なので出光は休館。
でも何か見たいというところにうってつけの展覧会が!
ということで、
工芸館の「芹沢銈介のいろは 金子量重コレクション」を見てきました。
若いころ、芹沢銈介さんが好きすぎて、四国の山の上にある美術館に行ったら
残念ながら休館でしたが館の方が哀れに思ったのかカレンダーを売ってくれて
駅まで送って下さいました。
青春18きっぷで旅行中に思い立って登呂遺跡にある芹沢銈介美術館へ寄り、
バスの都合でさっと見てとんぼ返りしたことも。
もとはといえば、大原美術館の工芸館があまりに素敵でそこからの民藝ファン、
そして20代後半での美術館ボランティアで自分の好みが培われたと思います。
今日も展示にすごくワクワクして見てきました。
芹沢銈介といえば、文字を装飾化して絵のように描いた作品が多くあります。
着物の柄もよく見ると文字
こちらは、大皿の焼き物に描きたい模様の案!
書もあり。
こんな書と絵が一緒の色紙も。
光原社のマッチ箱の絵。
「わたしは染工として、染めるものならなんでもやる。
マッチ箱だって、蔵書票だって、わたしには本をつくるのとおなじです。
おなじ打ちこみ方をしてしまうのです。」
さすがです!!
うちわも。
民藝館とかで夏に貸してくれるのは、この芹沢銈介デザインだった気が。
カレンダー
今も富山県八尾町の桂樹舎さんにて製作されているそうです。
図案がおもしろくて、かわいくて、いろんなデザインがあります。
「暮らしの美」を啓発する民藝運動の機関誌として出版された
『工藝』
表紙は芹沢銈介の図案、他には棟方志功のもあり、
柳宗悦をはじめ、河井寛次郎、富本憲吉、浜田庄司等が執筆したそうです。
専用の入れる箱(蓋付き!)もあるのですね。。。
工芸館の2階には、黒田辰秋さんの椅子もありました。
なんとなく似た雰囲気です。
こちらの国立近代美術館工芸館は、金沢へ移転することが決まっています。
キャプションのデザインや字体がちょっと古めかしい感じだったので、
新しい土地で洗練された展示になることを願っています!
「芹沢慶介のいろは 金子量重コレクション」
国立近代美術館工芸館にて 5月8日(日)まで