東京オペラシティアートギャラリー「白髪一雄」を見に行きました。
すごかったけど、思ってたより激しくなかった。
自分の中でジャクソンポロックと混ざってしまっていたところがあって、今回、初期作品から見ていって、年表で生涯を辿り、白髪さんの内側の熱さ的なものを感じた。子供の頃から中国の古典文学や書に興味を持っていて、具体美術協会のメンバーとして数々の新しい表現を行い、また、密教の修行をして得度され、またアクションペインティングに戻る。水滸伝シリーズや獣の毛皮が貼られている作品や仏教にちなんだタイトルなど、白髪さんの精神性を感じるような表現もあり、ほぼ初見(数点見たことあったけど)の私には把握しきれなかった。でも、白一色、黒一色の作品により凄みを感じ、迫り来るものがあったので、魂レベルで響くものがあると思った。言葉にできないけど、それでもいいかなと思う。