晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

「マルセル・デュシャンと日本美術」東京国立博物館

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行くのを迷ったけど、結局東京国立博物館へ。

展覧会を見ることについて、すごく好きなのだけ見たい、知らないものを見たい、有名だから見ておきたい…といういろんな思いで見るのを迷うこと多々あり。

ブログもなんで書いてるのかな?と思うけど、これは私の記録なので、思ったことだけ書いておきたい。詳しい解説や見どころは詳しい人が書いてくれるだろうから。

デュシャン展へ行きました。

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大量生産された既製品にサインをして展示することで、芸術作品とは何か?と問った人という印象しかなかったので、こんな印象派みたいな絵やキュビスムの絵を描いていたのが意外でした。
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その後、芸術家として生きていくことを決めて、芸術家として生きた人。
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見ていて芸術ってなんだろう?という疑問がすごく湧きました。一点一点の解説、章ごとの説明を読んでいて、一つ一つになるほど…とは思うけど。いろいろ定義を見ていて、Wikipediaの解説が一番しっくりきました

【芸術】芸術とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。

この定義では、芸術とは必ずしも美しいものや技術力が高いものではないし、作用し合い変動を得られるものといったらすごく幅広いものが含まれると思いました。

デュシャンは自身の表現により人のいろんな感情や反応を感じたり、人が変化するのを見ることができたと思うけど、デュシャンはそのフィードバックから何を感じたのかな?と思います。

私は綺麗なものを見るのが好きだけど、デュシャン展はそれが目的にはなりませんでした。

時に自分と異質のものを見て違和感を感じ、でもなにか気になることを考えてみたり他人の感想を聞くことで新たな気持ちや見方を得たりすることも展覧会にいく理由でもあり、それが芸術鑑賞の目的で、そのために展覧会にも行くんだと思いました。

という意味ではデュシャン展に行けて良かったです。結局2時間くらい見ていました。おもしろかった。