絶対に素敵だろうと思って行ってみたら、期待以上。見るものいろいろ欲しくなってしまいました。
日本とフィンランドの外交関係樹立100周年記念の展覧会。マリメッコやムーミンなど親しみのあるフィンランドデザインですが、陶芸は国を挙げて芸術、文化の振興に取り組んだ結果、20世紀中期には世界的な潮流を生み出すまでに成長したとのこと。
恥ずかしながら、フィンランドがロシアから独立したことを知らなかったので、そういった背景があったこと、そこから発展していった様子を作品を追って知ることができました。
作品はいろいろと素晴らしかったです。
ここでは私の好みで記録しておきます。
トイニ・ムナオのフォルムと色彩が素敵。
キュッリッキ・サルハンメーラの質感や形状にも魅了されました。バーナード・リーチらのスタジオ・ポタリーが理想だったとか。
ホルツァー=シャルバリの美しい発色の器。中国宋代の陶磁器を研究していたそうです。
作家の目指した美しいもの原点や理想など、背景を知るのも興味深いです。
ミハエル・シルキンのかわいらしい生き物たち。ちょっとリサ・ラーソンを思い出します。
私は何よりもビルゲル・カイピアイネンのビーズまで埋め込まれてる、コテコテに装飾されてるこのあたりの作品が今回一番好きでした!
↓これ欲しい。
鳥までもビーズ。可愛い。
充実の図録はこれからゆっくり読む予定。
上記の写真は図録からです。
成長の発端にアーツ・アンド・クラフツ運動から影響を受けてるようなので、先日ウィリアムモリス展見た時に買ったきりになってる資料も読まなきゃな。濱田庄司展でもアーツ・アンド・クラフツ運動について触れられていたので、気になっているキーワード。
この頃いろいろ見ているので、つながりが発生してきておもしろいです。
目黒川沿いに暑さに負けず百日紅の大きい木が綺麗に花を咲かせてました。本当に暑かった。