晶の東京日記

本とかアートのこと。東京にいる間は東京を楽しみたい。

「ブルックス・ブラザーズ展」文化学園服飾博物館

ブルックス ブラザーズ展」

アメリカンスタイルの200年、革新の2世紀―

いただいたチラシがかっこよかったので、文化へ見に行ってきました。
f:id:akio422:20181104224309j:image

f:id:akio422:20181104150658j:image

入口に金色のひつじがいっぱい!
f:id:akio422:20181104150716j:image
f:id:akio422:20181104150731j:image

ブルックス ブラザーズは1818年4月7日にお洒落なアメリカ人、ヘンリー・サンズ・ブルックスが創業したブランドで、今年で200年!
f:id:akio422:20181104150806j:image

ゴールデンフリースは品質の高さを表していて、ブルックスブラザーズの店頭に掲げられ、1915年に商標登録。ひつじがいっぱい出てくるのはそういう意味だったんですね。
f:id:akio422:20181104150827j:image
f:id:akio422:20181104150848j:image

1849年にはアメリカで初めての既製服を発売、その後もボタンダウンのシャツやNo.1サックスーツなど革新的なアイディアを次々と生み出し、クラシックスタイルの基本を築きました。(チラシより)

 

壁一面の白いボタンダウン

f:id:akio422:20181104150906j:image

この右下のいろんな生地を使ったシャツは、最初は限定販売で工場の残った端切れで作られた1枚しかないシャツだったそうです。
f:id:akio422:20181104150631j:image

乗馬やテニスやスキーなど、スポーツウェアも
f:id:akio422:20181104150608j:image

アンディ・ウォーホルが着てるのも、ブルックスブラザーズ。
f:id:akio422:20181104225453j:image

ネクタイや制服もブルックスブラザーズが先駆け的な存在に。

f:id:akio422:20181104150544j:image
f:id:akio422:20181104151101j:image

男子のファー、かっこいい!
f:id:akio422:20181104150932j:image

『華麗なるギャッツビー』の衣装。
f:id:akio422:20181104151121j:image
f:id:akio422:20181104151156j:image
f:id:akio422:20181104151140j:image

個人的にはこのジャケットが一番好きです。ラペルのトリミングの角の部分が額縁仕様でパッチポケットが中縫いという縫製の美しさに感動しました。
f:id:akio422:20181104151227j:image
f:id:akio422:20181104151253j:image
f:id:akio422:20181104151354j:image

生産現場の写真
f:id:akio422:20181104151419j:image
f:id:akio422:20181104151439j:image

ボーイズ。可愛らしい。
f:id:akio422:20181104151455j:image

水着
f:id:akio422:20181104151517j:image

スーツいろいろとトランク。洗練されてる。
f:id:akio422:20181104151538j:image
f:id:akio422:20181104151551j:image
f:id:akio422:20181104151605j:image

ヘッドホンしてファッション関係者のインタビューの動画が見られるコーナーもありました。私はセレクトショップの方やファッション誌の編集長、あと、千住博さんのを聞きました。

古着屋さんでブルックスブラザーズを探したお話、初めてお店で買い物したお話、お父様のタンスからシャツを借用してたお話など、ブルックスブラザーズの存在感を感じるエピソードばかり。

千住さんのアメリカ大使館に作品が展示されたことから、大使にお会いするときにはブルックスブラザーズを着用するというエピソードをお話されていて、国を代表する程のブランドで、リスペクトの気持ちを洋服で表現できるって素敵。

http://www.brooksbrothers.co.jp/200th/stories/detail-01.html?isSp=1


f:id:akio422:20181104150556j:image
f:id:akio422:20181104150531j:image

明治の外交官、小村寿太郎さんも着用。講和会議に挑むために現地でフロックコートを買い求めたそうです。
f:id:akio422:20181104151623j:image
米軍の制服もブルックスブラザーズが製作。

f:id:akio422:20181104150508j:image

歴代米国大統領45人のうち40人が着用しているブルックスブラザーズ。
f:id:akio422:20181104151640j:image
f:id:akio422:20181104151818j:image

リンカーン大統領のコートの裏地のキルトもすごい。
f:id:akio422:20181104151838j:image
f:id:akio422:20181104151852j:image

レディースを求める声にも応えてボーイフレンドライン誕生。
f:id:akio422:20181104151908j:image
ファッション界へ広く影響を与えているとのことで、下記の他ブランドも少し展示。
f:id:akio422:20181104151950j:image

帰りに受付でアメトラ特集のpenを買ったら、ゴールデンフリースの紙袋にいれてくれて盛り上がりました!
f:id:akio422:20181104152011j:image
f:id:akio422:20181104152026j:image

 

既製服の歴史は、ほぼブルックスブラザーズの歴史と重なっていて、多くの方々に時代を超えて愛されている魅力を知ることができました。500円でなんと盛り沢山な内容。変わらないことがいいとインタビューでお話されている方もいらっしゃって、変わらないでいられる存在感がすごいです。

メンズの洋服は夢があっていいですね。憧れるけど、男性みたいに着こなせないのが残念で、羨ましい世界です。

とてもいい展覧会でした。

「白磁」日本民藝館

日本民藝館。いつ訪れても素敵。

駒場東大前駅から歩いていく途中にあるお家で、昔はカフェみたいにしてたお宅があって、時々カレーを食べに行ったりしたなぁ、素敵だったなぁと思いながらいつも歩いています。
f:id:akio422:20181104144351j:image

今日は白磁の展覧会。柳と白磁の出会いは朝鮮から浅川伯教が柳にロダンから送られた彫刻作品を見せてもらうために訪れた際の手土産が朝鮮の白磁の壺だったそうです。

f:id:akio422:20181104144325j:image

それがきっかけで柳は朝鮮を訪れ、白磁を始め様々なものを収集し、朝鮮文化の紹介とその擁護に努めました。

。。。という解説が書かれた冊子もいただきました。
f:id:akio422:20181104144413j:image

私が好きな民藝館の収蔵品、葡萄とリスの壺も今回展示されていて、こちらは京城(現・ソウル)で作られたことを知りました。
f:id:akio422:20181104144435j:image

 白磁以外に濱田庄司の30~40代の勢いのある作品があって、この感じ好きだなって思ったり、聖像・仏像・彫像の部屋の優しい親しみ深いお顔の像を拝見し、満喫してきました。民藝館、大好きです。

 

売店には先日世田谷美術館濱田庄司展を見て、解説文に度々引用されていたご著書があったので買っておきました。またいつか読みます。本ばかり買って、全然追い付けないです。
f:id:akio422:20181104144453j:image

 

 

「いけばな×百段階段2018」ホテル雅叙園東京

お誘いいただいて、行ってみたかった百段階段の展覧会へ。玄関で草月流のお家元のダイナミックな作品にお迎えいただきました。
f:id:akio422:20181104144003j:image

百段(正式には99段)の階段を上がる途中、右手側に数段おきにお部屋があって、それぞれ趣の異なるお部屋にいけばなの作品が展示されています。

f:id:akio422:20181104144017j:image

ちなみに、私が想像してたのは百段の階段の一段ずつに飾られている姿。「それは雛壇。。。」と言われてしまいました。なので、こんなに和風で落ち着いた感じが意外でした。

とはいえ、装飾は豪華絢爛。さすが雅叙園

f:id:akio422:20181104144046j:image

お花と花器と室内の雰囲気がマッチして、素敵な空間が醸し出されていました。秋を感じるお花や実のいろいろを見て、「これ何の花?」とかやってたら、トリカブトですよとか、流派の方に教えていただいたりも。

ここまでいろいろ材料やお水など運ぶの大変だっただろうな。。。

f:id:akio422:20181104144125j:image
f:id:akio422:20181104144108j:image
f:id:akio422:20181104144144j:image
f:id:akio422:20181104144208j:image
f:id:akio422:20181104144226j:image

贅沢仕様。
f:id:akio422:20181104144246j:image

学生時代の友人の結婚式で訪れて以来、約20年ぶりの雅叙園でしたが、時にはこんな豪華なものづくしなのも見るのもいいなと思いました。

「没後50年藤田嗣治展」東京都美術館とギャルリーためながと

夜の東京都美術館へフジタの展覧会を見に行きました。実はあんまり期待してなくて、海外で評価されてる画家だから見ておこうかな、このポスター素敵だしってくらいで行きました。
f:id:akio422:20181104211519j:image

見れば見るほど魅了されて。。。最後は切なくなってしまいました。

f:id:akio422:20181104142704j:image

たくさんの作品を残し、乳白色の女性の肌は美しく、いずれの作品も繊細でとても綺麗。ご本人もお洒落で、洋服や家具を手作りしたり、アンティークを収集したり、美意識の高い方だったようです。

日本で戦争画を描いたことで戦後は非難を浴び、日本を旅立った後は日本へ二度と帰ることなく、フランスでキリスト教の洗礼を受けてレオナール・フジタとして生きました。

日本を愛していたのに、日本とはすれ違っていて、今こんなに日本にファンがいるのが少し悲しいです。

展覧会を見てから上のポスターの写真《カフェ》を見ると切なくなります。会場でもしばらく作品の前で佇んでしまいました。

 

同時期に銀座のギャルリーためながでも回顧展がありました。

f:id:akio422:20181104142626j:image
f:id:akio422:20181104211340j:image

創業者の爲永氏との親交を垣間見て、先の展覧会で感じた切なさが少し癒された気持ちにました。

 

 没後50年って、河井寛次郎と同じ年に亡くなられたってことですね。全く違う人生。でも、両者とも美について妥協なく、一生を掛けて表現された人生。それが50年経っても感じられる作品を作り出し、見られることにも感動しました。

「幸せを呼ぶ手仕事 ユキ・パリスコレクション展」松屋銀座

京都の哲学の道の近くにある素敵な私設ミュージアム、ユキ・パリスコレクション。京都の昔ながらの建物であるご自宅の一部をモダンに改装し、ヨーロッパの古い刺繍やレース、手仕事の道具などを集めた貴重なコレクションを一般公開、国内外のアンティークを展示販売していらっしゃる貴重かつ素晴らしいセンスのミュージアムです。

ユキ・パリスさんもお洒落で気品溢れる素敵な方で、時々ミュージアムにいらっしゃることもあり、お会いできると背筋が伸びる憧れの存在。。。

そちらの素敵なコレクションが、東京にやってきました。

f:id:akio422:20181104142209j:image
f:id:akio422:20181104142235j:image
f:id:akio422:20181104142301j:image

デンマークを中心に繊細なレース、刺繍、ビーズが施されたもの、衿やテーブル周りの布類、サンプラー(練習)、タペストリーなど、同じ人間が作ったのかとびっくりするような細かい技の数々。。。また、それを使っていた人がいたなんて贅沢すぎると思ってしまいました。お道具も可愛らしく、実用というより装飾品のようでした。

スウェーデンとの国交150年を記念して、スウェーデンの手仕事のコーナーも。そちらはおおらかであたたかみがあり、家族や大切な人たちとの愛ある生活があったことをうかがえました。

会場にユキ・パリスさんご本人もいらっしゃってお声掛け下さり、本当に素敵な展覧会でした。

 

こちらが京都のミュージアムの外観。京都に行くときは必ず寄りたい場所です。また早く行きたいです。
f:id:akio422:20181104142326j:image

 

菊池寛実記念・智美術館「陶と模様のものがたり 菊池コレクション」

虎ノ門ホテルオークラの近くにある優雅な美術館。実業家の菊池智さんの現代陶芸のコレクションが展示の中心です。

地下に至る螺旋階段が手摺がガラスでなんともエレガントでいつも感激します。
f:id:akio422:20181104141931j:image
f:id:akio422:20181104141957j:image

現代陶芸についてはまだまだ知らないことばかりですが、こちらの美術館のコレクションは本当にいつもセンス抜群と感じるので、わかんなくても見に行きたいと思っています。そういう「今見ておく」っていうインプットが、数年してから繋がる時、とても嬉しいです。後はエレガントな気分になるからこの場所が好きなので。レストランがあっていつも満席。美味しいと聞いているので、行ってみたいです。でも、レストランのお客様の話し声が展示室にすごく聞こえてくるのでそれはなんとかなったらいいのに。。。といつも密かに思ってます。

それなので、作品への感想もあまりないですが、ポスターにもなった富本憲吉の作品格好いいなと思いました。20代で奈良県安堵町にあった記念館に行った時は全然興味がなかったので、閉館してしまったからもったいなかったなとも思います。今そちらはお宿になっているようなので、いつか伺えたらそれもまた楽しそう。

f:id:akio422:20181104213805j:image

うぶすなの郷 TOMIMOTO

https://and-tomimoto.jp/index.html


こちらの建物にも入ってみたいっていつも思います。
f:id:akio422:20181104142102j:image

「没後50年河井寛次郎展」パナソニック汐留ミュージアム

河井寛次郎の多様な作品が集められた展覧会を見に汐留へ。初めてこちらの美術館を訪れました。

f:id:akio422:20181104140759j:image

入口に代表作が次々写し出され、全部撮影してしまいました。かっこよくて。

f:id:akio422:20181104140640j:image

河井寛次郎の展覧会は2年前にも京都で見ていて、民藝館や京都の美術館、京都五条の河井寛次郎記念館などでも頻繁に見ているのですが、今回は初期の中国や朝鮮古陶磁の影響を受けた作品も展示されていて新鮮でした。


でも、民藝という割には強い個性が溢れている作品で、今まではなかなか馴染めずにいました。でも何度も見てると親しみを感じてくるものだと思いながら見てきました。

f:id:akio422:20181104140950j:image
f:id:akio422:20181104141119j:image
f:id:akio422:20181104141413j:image
f:id:akio422:20181104141447j:image
f:id:akio422:20181104141053j:image

河井寛次郎記念館からの木彫りたちも来てました。
f:id:akio422:20181104141251j:image

今回はこちらの書の言葉たちに魅了されました。精力的に仕事をしていた姿が浮かび、いろいろ思うことあり。
f:id:akio422:20181104141536j:image
f:id:akio422:20181104141700j:image

ご自身のコレクションも展示されていて、美しいものを選び、それらと暮らす生活を愛していた様子がうかがえました。

いいお顔の木喰仏さま、美しい白磁、黒田辰秋のネクタイ入れ。ネクタイは志村ふくみさんの作られたものも入っているようです。
f:id:akio422:20181104141726j:image
f:id:akio422:20181104141807j:image
f:id:akio422:20181104141744j:image

自分の美を追求して生きる姿を感じ、寛次郎さんを前より好きになりました。自分の描くように仕事をして、暮らしをつくる。そこに注ぐエネルギーの高さに圧倒された展覧会でした。