晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

イームズ《Powers of ten》×日本の《庭園》  ハーマンミラー+目黒区美術館のデザインキャンプをオンライン受講で

 ハーマンミラー+目黒区立美術館のデザインキャンプを今日はオンラインで受講。

元々は3月開催予定で申し込みしていたところ、コロナ禍で一旦保留になって、この度本日11月29日にオンライン開催に変更されましたが当選できました。うれしい!
(写真のチラシは延期前のです)

今回はイームズのフィルム《Powers of ten》と日本の庭園について。講師は作庭家の重森千青先生です。
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ミッドセンチュリーのデザイナーとして、家具や建築、グラフィックデザインや映像、写真など幅広く活躍されたチャールズ&レイ・イームズ夫妻の作った《Powers of ten》は、4年前のデザインキャンプで7本くらいイームズのフィルムを見た中でもインパクトの大きい作品でした。ピクニック中に昼寝してる男性から上空に距離を10倍ずつにしていって10の25乗のまで離れて銀河の世界へ辿り着き、また男性に戻ってから、今度は手の皮膚の中に入り込んで10の16乗のミクロの世界まで見に行く構成。10分くらいの映像はすごい壮大。

また、京都の重森三玲庭園美術館は初めて行った時、とても感激したお庭で「庭が生きてる!」って思った大好きな場所。それまでみた庭園で綺麗だな、趣があるなという場所はたくさんあったけど、庭園に感動したのは初めてでした。

三玲さんは重森千青先生のお祖父様とのことで、今回は絶対お聴きしたいと思っていました。

重森先生の幼少時代のお話や《Powers of ten》との出会いと影響、作庭されたお庭やインスピレーションの源などをお聴きして、自然界にあるミクロの世界と宇宙の広大さが日本庭園に表現されていることを感じられました。
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そして、重森三玲庭園美術館のお庭が生きてるって思った自分の感覚も腑に落ちました。また見に行きたい。