晶の日記

見た展覧会や手芸など。時々民藝。

岩立フォークテキスタイルミュージアム「世界の原始布」

岩立フォークテキスタイルミュージアム「世界の原始布」へ。タイミングが合い、学芸員さんのギャラリートークに伺えました。「原始布」ってなにかあまりよく考えずに訪問しましたが、木綿以前から衣服などに使われてきた布地とのことで、麻や葛、榀、芭蕉、…

青花の会工芸祭2020「生活工芸以降の工芸」

青花の会の工芸祭2020「「生活工芸」以降の工芸」を見に行った。タイトルは難しい感じがしたけど、ギャラリーが集まって、参加されたギャラリーが同じテーマから個々に表現されるのをを見られるのが貴重な機会と思った。何かを買う、買いたいとかより、見た…

東京オペラシティアートギャラリー「白髪一雄」

東京オペラシティアートギャラリー「白髪一雄」を見に行きました。 すごかったけど、思ってたより激しくなかった。 自分の中でジャクソンポロックと混ざってしまっていたところがあって、今回、初期作品から見ていって、年表で生涯を辿り、白髪さんの内側の…

文化学園服飾博物館「ひだ 機能性とエレガンス」

文化学園服飾博物館の「ひだ 機能性とエレガンス」を見に行きました。ひだと総称している中に、プリーツ、ギャザー、タック、シャーリング、フリル、そしてドレープも含まれて、ひだのある服が勢揃い。2階は機能性に着目した展示、1階はエレガンスに着目。…

パナソニック汐留美術館「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」

パナソニック汐留美術館「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢展」へ。こちらの美術館の夜間開館は初めて。割と人が多かった。 縦向きの写真が横向きになるのが直らないので、Instagramと同じ正方形に。。。 モダンデザインというジャンルについては知らないこと…

工芸青花「生活工芸の作家たち3:もよう」

生活工芸という言葉を近年聞くようになり、興味を持って、関連する展覧会を機会があるとき見に行っています。「工芸」という概念自体に混乱しているので、本当に見てみるだけ。。。と思って、工芸青花の展覧会「生活工芸の作家たち3:もよう」を訪ねました。…

国立近代美術館工芸館「パッション20」

北の丸公園にある国立近代美術館の工芸館が金沢に移転のため、現在開催中の「所蔵作品展 パッション20」が最後の展覧会となるとのことで、訪問。 「工芸」ってなんだろう?と改めて思いました。美術との違い、現代アートとの境界、用の美、オブジェ、桃山復…

東京都現代美術館「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」

ミナペルホネンの服を実物を近くで見てみたかったのと、皆川さんに興味があって訪問。 ズラリと展示された今までの生地、洋服の数々に圧倒されたけど、年月を超えて普遍的な魅力があった。好みの問題で、現時点では、正直欲しいとか着たいとは思わない。でも…

出光美術館「やきもの入門」

出光美術館は収蔵品だけで見事な展覧会ができてしまう、豊かなコレクションを所有している印象がある。昨年若冲をたくさん所有していたプライス・コレクションを譲り受け、なお一層パワーアップされたばかりだけど、以前より陶磁器のコレクションは本当に素…

廃棄される新品の洋服に思うこと。

ガイアの夜明けで、廃棄される新品の洋服を買い取って、安い金額で売るビジネスが紹介されていた。その会社はメーカーや生産工場でキャンセルや納期遅れなどで店頭に出せず、ブランドイメージを守るために廃棄を余儀なくされる服がもったいないからと言って…

Bunkamuraザ・ミュージアム「永遠のソール・ライター」

2017年に見て衝撃的だったソール・ライター展がまたあると聞いて、去年からずっとずっと待ち遠しかった。始まって3日目の土曜日午前中に訪問したけど、そこそこ人が来ていて、これはあっという間に混雑しちゃうなという感じ。モノクロもたくさん出ていて、シ…

2019年心に残った展覧会

2019年もたくさんの展覧会を見ることができました。(ギャラリー含め70くらい) 感想を手軽なInstagramにアップしていたのでブログ記事が全くないですが、まとめとしてブログに書きます。 今年は好きなものを中心に、とはいえ古代のものや民族的なものも見れた…

9月の京都。

9月も京都へ。出町柳のジャズ喫茶・LUSH LIFE主催のアブドゥーラ・イブラヒム氏のピアノコンサートが目的でした。こちらのコンサートは上賀茂神社の庁屋という普段は公開されていない古くからの建物で行われ、大変趣があり、貴重な機会。実はアブドゥーラさ…

3月久しぶりの枚方&京都にて。

今年はブログをさぼっていたので、自分の記録のためにも年の初めの話ですが、書いておきたいです。 3月は枚方と京都へ。 関西に住んでいたときに通っていた洋裁学校の園長先生から年初に連絡があって、教わっていた先生を囲む会をするから来ませんか?との…

もう8月がくる!

今年になってほとんど投稿しないまま、もう明日から8月! 展覧会の感想はInstagramにアップして力尽きる毎日。。。それでもこちらにご訪問してくださる方がいらっしゃって、ありが 書きたいことはあるので、SNSを眺めてばかりいないで、ちゃんと書いていこ…

松本は素敵な場所でした

松本へ行ってみたら、民藝以外にもたくさん素敵な場所がありました。 民芸館の後は松本市美術館へ。 草間彌生さんの出身地とのことで、美術館が作品のよう…ちょうど草間さんの展覧会中で草間さんの溢れんばかりのエネルギーを感じてきました。ミュージアムシ…

6月は念願だった松本へ民藝を訪ねて

私は21歳に倉敷に行った時から民藝大好き。 ずっと機会を逃して訪問できなかった民藝とゆかりある長野県松本市へ、今年はやっと行けました! 門構えからして素敵な松本民芸館。 設立された丸山太郎さんの言葉が心に響きます。 丸山さんの本も買って帰って、…

「音楽とマリー・ローランサン」マリー・ローランサン美術館

明日1/14(日祝)で閉館してしまうホテルニューオータニガーデンコートにあるマリー・ローランサン美術館へ。最初で最後の訪問になってしまいました。 マリーローランサンの人生を本で読み、絵も見たくなりました。 1883年にパリに生まれ、画家を志す中でブラ…

「タータン 伝統と革新のデザイン展」三鷹市美術ギャラリー

2019年の展覧会初めは、三鷹市美術ギャラリーのタータン展へ。 スコットランド発祥のタータンの歴史や、いわゆるチェックとは違いタータンには定義があり、専門機関に登録して使用していることなど、タータンの知識を学べる展覧会。 会場には100種類以上のタ…

【更新】2018年心に残った展覧会

12/9にベスト10を挙げて、展覧会はもう年内はおしまいと思ったのですが。。。 11月にいろいろ思うことありで、その流れから全く興味がなくかったものが見たいものに変化して、しかもそうして見たものがすごく良かった! それなので、改めて選び直しました。 …

「アルフォンス・ミュシャ展」小田急百貨店新宿本店

本年最後の展覧会はミュシャ展。自分でも意外です。 アクセサリーやジュエリーの歴史を知ることで、アールヌーボー期のミュシャの描く女性の装飾品が気になって見に行きました。 去年、スラブ叙事詩が来日しましたがその際は全く興味がなく、見てません。。…

「フェルメール展」上野の森美術館

フェルメール展。私の私的な思い出のために見に行きました。 20代の頃、今から15年近く前に知り合ったお兄さんがフェルメールが大好きでした。彼はアンティークの美しいものを扱う仕事をしていて、ツイードの三つ揃いを着こなし、フェルメールの分厚い本を見…

「カタストロフと美術のちから展」

カタストロフとはフランス語で「大惨事」だそうです。実はそれを知ってから、見たくなりました。それまで人名だと思ってたので…。不謹慎なようですが、今年も平成の間も災害が多かったので、アーティストたちはどう反応したのか気になりました。年内に見てお…

好きなものが変わる時

この1ヶ月くらいの間で、自分が好きなものが全く変化してしまったように感じる。 変化っていうか「思い出した」とか、「本当はそうだった」のかもしれないし、自分への認識が追いついたのかもしれない。 展覧会でいえば、私は20歳くらいの時に倉敷民藝館や…

東急国立博物館・東洋館「常設展」

初めて入った東博の東洋館。 素晴らしく美しいものばかり! アジア、中近東、アフリカなどなど…日本と欧米以外の土地の豊かな文化の良い品々がところ狭しとありました。 朝鮮の高麗青磁。 この形、この色…美しかった。 高麗白磁のコーナーも素敵。 高麗土器…

「ルーベンス展」国立西洋美術館

最近すごく綺麗なものを見たくて、今までなら絶対に選択しないような西洋絵画を見に行きました。 国立西洋美術館「ルーベンス展」 綺麗な絵でした。ルーベンスは芸術家で人文主義者、そして外交官であり、正真正銘のルネサンス人と、冒頭で紹介がありました…

「エキゾチック×モダン アール・デコと異境への眼差し 」東京都庭園美術館

東京都庭園美術館へ久しぶりに行って来ました。先週、伊勢丹のコスチュームジュエリーの世界展にてアクセサリーミュージアムの田中館長のギャラリートークをお聞きして、アールデコに興味が湧いてきたのでとても楽しみに。 クリスマス目前の暖かい雨の日です…

伊勢丹新宿「コスチュームジュエリーの世界」

新宿伊勢丹「コスチュームジュエリーの世界」を見に行きました。 ジュエリーショップが複数出展しお買い物もできますが、会場内に祐天寺のアクセサリーミュージアムから小さなミュージアムがやってきています。 今日は田中館長のギャラリートークを聴きに来…

「フィリップス・コレクション」三菱一号館美術館

2018年見納めたはずでしたが、アフター5女子割に間に合ったので、三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展」へ。 12月中旬、クリスマス間近ということもあり周辺のライトアップが綺麗でした。 こちらのコレクションは、アメリカの裕福な実業家の家庭…

2018年心に残った展覧会

まだ12月9日で振り返るには早いのですが、今年2018年に見た展覧会の私的ベスト10。 昨年の倍くらいの展覧会を見に行きました。今年もあまりメジャーなものは見ていませんが、自分の中では勉強のために見に行ったものも多々あり、いろいろ視野が広がり楽しめ…