新宿伊勢丹「コスチュームジュエリーの世界」を見に行きました。
ジュエリーショップが複数出展しお買い物もできますが、会場内に祐天寺のアクセサリーミュージアムから小さなミュージアムがやってきています。
今日は田中館長のギャラリートークを聴きに来ました。時代を追って特徴や流行を歴史や時代の雰囲気などを織り混ぜて、とても楽しく語っていただき、楽しみました。
少しだけ写真撮らせていただきました。
ヴィクトリアン時代の天然シードパール。1ミリくらいのパールの色を揃え、穴を開けて馬の毛を糸に見立てカットした貝にくくりつけてます。繊細すぎる。。。
こちらは腰に下げていたそうです。指ぬき入れやハサミがついていて縫い物に備えてるところに親しみを感じました。
魚鱗箔パール。パールに見えるように魚のウロコを原料に編み出された技法で作られたパール。真珠は御木本さんが養殖パールを作るまではとっても高価だったそうです。
ガラスを流し込んで作る技術で作られたネックレス。
ハリウッド映画の撮影で強いライトが当たるとゴールドに見える素材。本物の金では白く写ってしまうため工夫したそうです。
スキャパレリ
シャネル
ファッションとジュエリーのコーディネートも見られました。
ヴィクトリアンから始まり、ヒッピーやバブル期のキャリアウーマンまで。
限られた点数でしたがとても分かりやすく勉強になりました。
途中で会場内でオペラのミニライブもあり、メゾソプラノ歌手の相羽薫さんの美しい歌声も聴かせていただきました。美人で細くて華奢な外見から大変ボリュームある綺麗な歌声でびっくり。素晴らしかったです。
ジュエリーもドレスもお似合いでお綺麗でした。
その後会場内のショップを見て回ってから、また田中館長のハンドリングセミナーへ。館長と参加者の皆さんとテーブルを囲み、普段はショーケースの中にあるコスチュームジュエリーを実際に触らせていただいたり、ルーペで繊細な技法を見たり、館長から装飾の技法や見分け方、使い方、特徴やエピソードをお聞かせいただいて、こちらもとても楽しかったです。コスチュームジュエリーおもしろい!
帰りに紀伊国屋でギリシア神話のマンガと服飾史の本を買って帰りました。カメオとか神話に出てくる神様がモチーフになってることも多いようなので、西洋美術にも共通するし、知りたい!と思って。服飾史も学生時代に寝てないでちゃんと勉強しておけば良かったなぁ。それらと併せて、読んでない本棚にある世界史の本も寒い冬の間に読んでおきたいです。いろいろ繋がっていくのがおもしろいです。ワクワクする世界です。