晶の東京日記

本とかアートのこと。東京にいる間は東京を楽しみたい。

6月見た展覧会。長沢節展、ソール・ライター、ジャコメッティなど。

今月はいつも以上に展覧会に行っていました。

いつも解説読んでもすぐ忘れちゃうし、知識もないので、

「なんかいいかも。好きな感じ!素敵すぎるー!」くらいの感覚で

展示を見ているのですが、この好きとか綺麗とか格好いいって思うことを

たくさん感じられることが私の鑑賞する意味です。

それなので、どんなに希少価値があり、評判が高くても

興味がないものは見てないです。

見るときは作者の生まれ年を最初にチェックして、

この作品は何歳の時のなんだなと確認しながら見ています。

 

6月に見たのはどれも本当に良かったなぁ。

 

弥生美術館『生誕100年 長沢節展』
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描かれた男女はとても格好良く、躍動感があってお洒落な空気感でした。

学校の建物や私室の写真、水彩の風景画…全てに美意識の高さを感じました。

本当に素敵。

セツモードセミナーで学ばれた方々は、長沢節先生の感性や生き方に

惹かれていらっしゃったのかもしれないな、豊かな人生だなぁと思いました。

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とってもカッコイイ!

 

Bunkamuraザ・ミュージアム『写真家 ソール・ライター展』
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見て良かったとすごく感じた展覧会。

また一人好きなアーティストが増えました。

風景の切り取り方、ストーリーを感じる風景…

日常なのに美しくて切なくも見えてしまいました。

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中でも私は、ファッション誌の写真が好きです。

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横浜美術館『ファッションとアート 麗しき東西交流』
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美しいものたくさんで…眼福の展覧会。豪華な刺繍を施されたりと素敵なドレスはもちろん、蒔絵の施された家具、

宮川香山の焼き物、ルネラリックのガラス、ゴーハム社のカトラリー、

指輪や簪、帯留…綺麗なものばかりの夢の世界。

美しいものたくさんで…眼福の展覧会でした。

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横浜美術館のコレクション展の中で一番好きなブランクーシ

いつ見ても好き。
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国立新美術館ジャコメッティ展』
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ジャコメッティが距離感や空間を捉えようと挑戦した結果が細長い人たちだったり、

眼差しを表現しようとして作品を制作していたと知り、

芸術というのは、そこまでをも表現しようと挑んでいる

作家の人生の全てだなぁと感慨深くなりました。

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ジャコメッティさん、こんな方なんですね。
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根津美術館『はじめての古美術鑑賞 紙の装飾』
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書の展示は書かれている文字は解読できませんが、

美しい筆跡が並んでいるのを眺めるだけで美しいものを見ている気分に

いつも勝手になっています。

その美しさは「紙」によることも大きいのかもしれないと

改めて感じた展覧会でした。

染めたり、色を漉き込んだり、紙や箔を重ねたりなど、

様々な技法で紙を美しく加工して大事なことを書いて保管してきたのも

すごいことだなぁと感じ入りました。

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2017年前半は心のままにいろいろ見て感動したりできたので、

いい充電期間になりました。

 

 

 

「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」を見に行きました。

書くのが遅くなってしまいましたが、始まってすぐ見に行きました。

東京国立近代美術館で開催中の「茶碗の中の宇宙―樂家一子相伝の芸術」


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お茶については無知ですが、「もの」としての佇まい、美しさ、

そして樂家の個性豊かな歴代たちが今まで続いてきたことに

とても魅了されている樂家ファンなので、とても楽しみでした。

 

昨年、京都の樂美術館で三代道入だけの展覧会があり、

そちらもとても良かったです。

他の歴代についても改めて作品を知りたくなりました。

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樂家の初代は長次郎。

豊臣秀吉の時代に侘び茶を確立した利休から依頼され、

赤樂茶碗(土色)と黒樂茶碗を制作したのが始まりです。

華やかで派手、豪快さが特徴の桃山文化の時代に、

装飾や誇張を抑えた黒一色のお茶碗。

利休の侘び茶の思想が表現された世界でした。

 

利休と出会い茶碗を製作する前の、獅子の作品。

長次郎  二彩獅子 (図録より)
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長次郎  黒樂茶碗 銘 大黒 (図録より)
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長次郎  赤樂茶碗 銘 無一物 (図録より)
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二代常慶は、長次郎の妻の祖父・田中宗慶の子でした。

田中宗慶は利休の側にいた人物であり、長次郎らと窯を築いたそうです。

展覧会では宗慶の作品も展示されています。

 

二代常慶は長次郎の茶碗を踏まえつつ、同時代の織部茶碗と

同じ時代の空気を取り込んだ、動きと変化をもつ茶碗が特徴で、

樂家の基盤を確立した人物。

 

三代道入は「ノンコウ」の愛称で親しまれている

現代にもファンが多いモダンな作風です。

茶碗に光沢があるのと、抽象的な絵などの装飾が特徴。

道入17歳の時、58歳の本阿弥光悦と交流が始まり、

光悦の芸術性や精神を学びつつも、自分だけのオリジナルな作風を

生み出していくという作陶に対する向き合い方が

その後の樂家の教えの主軸となっているとのこと。

道入の作品は、今見てもとても素敵!

 

道入  黒樂茶碗 銘 青山 (図録より)

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道入  赤樂茶碗 銘 鵺 (図録より)
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展覧会では、樂家と親しい関係にあった本阿弥光悦の茶碗もありました。

光悦は芸術面での影響の他、利休没後には将軍家や大名との

関係を取り持ち、樂家を大きく支えたとのことです。

光悦が茶碗を作るとこんな感じに。。。

歴代とはまた趣が異なります。

 

本阿弥光悦 赤樂茶碗 銘 乙御前 (図録より)
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四代一入は、初めて茶碗に具象的な絵を描いた人。

一入 樵之絵黒樂茶碗 銘 山里(図録より)
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描かれてるのは、樵(きこり)!

 

五代宗入は、尾形光琳・乾山の生家雁金屋からの養子で二人の従兄弟。

利休没後100年にあたり、初代長次郎に思いを寄せつつ、

独自の侘びの世界を表現。

 

六代左入は、五代宗入の娘婿として樂家の養子に。

樂家の外からやってきて新しく自由な作品を残したそうです。

 

七代長入は、六代左入の長男。

江戸中期に当たり、千家も三家に分かれて繁栄し、

茶の湯は町人層にも広がっていった時期でした。

長入の茶碗は大振りでやや厚造り、どっしりとした存在感が特徴。

 

八代得入は、病弱で26歳で家督を譲り、30歳の若さでこの世を去りました。

展覧会では得入の茶碗もしっかり並んでいます。

なんだか切ない。。。

 

九代了入は、八代得入の弟さん。

了入33歳の時、天明の大火に遭い、そこから樂家を再建した「中興の祖」。

了入は彫刻的な篦削りによる作陶が特徴。形がとっても格好いい!


了入 白樂筒茶碗(図録より)
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了入 赤樂茶碗 古稀七十之内(図録より)
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了入は79歳まで現役で作陶されたそうです。

一子相伝なので、得入が長生きしてたらこの了入の茶碗たちは

今見られなかったかもしれないと思うと、運命はあると感じてしまいます。

 

十代旦入は、九代了入の次男

お兄さんが若くして亡くなられたとのことで、また次男登場です。

江戸後期から幕末、明治に向かって華やかで技巧的・装飾的な

京焼が盛んになる時代に了入の篦削りの技法を装飾技法に

旦入は完成させました。

 

旦入 不二之絵黒樂茶碗(図録より)
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十一代慶入は、11歳で十代旦入の養子に。

慶入は大政奉還で幕府から明治に移り変わる時代に生きました。

欧化政策や幕藩体制の崩壊で、茶道の衰退、庇護者や愛好者を失うという

苦難に加えて、大火に遭い、樂家も大きい被害を被るという中で、

茶碗以外にも皿や鉢、懐石道具類など幅広く制作を行ったとのこと。

道入、了入に次ぐ名工として優れた技の持ち主とされています。

困難な時代に負けることなく、腕の良さで再建していくなんて、

とても仕事ができる家長ですね。。。

 

十二代弘入の時代も、引き続き茶道の衰退期に当たり、

苦労の時期を過ごした後、長次郎三百回忌を迎え、

その後ようやく茶道界に活気が戻ってくるという時期。

そのため、総体的に茶碗は小振りらしいです。

 

十三代惺入は、第一次世界大戦第二次世界大戦の混乱と苦難の時代を生き、

その中で茶道文化の繁栄に尽力、茶道研究雑誌を発行したり、

釉薬の研究に力を注いだ人。

また、南画など墨絵をたしなみ、漢詩や和歌などを学び、

文人的な教養を身につけて作陶に役立てたとのこと。

本当に茶道や文化を愛した人だったんですね。

惺入 黒樂茶碗 銘 若草(図録より)
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十四代覚入は、第二次世界大戦に従軍し、帰国後一人で樂家を立て直しました。

晩年に樂美術館を開館。無形文化財技術保持者に認定。

「伝統とは決して踏襲ではない。己の時代に生き、

己の世界を築き上げねばならない」という覚入の言葉通り、

覚入の新しい世界観の表現された茶碗に、樂家の継承しているものを感じます。

 

覚入 赤樂茶碗 銘 杉木立(図録より)
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覚入 色釉流水文赤樂平茶碗 銘 綵衣
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歴代それぞれの表現、個性が感じられて、樂家って面白い!

 

十五代吉左衞門は、今の当代。

東京藝術大学彫刻科卒業後、イタリア留学、帰国後作陶に入り、

1981年に襲名。国内外でご活躍中です。

 

当代の作品、たくさん展示されています。

正直なところ、十四代まで見たところで力尽きてしまったので、

もう一回、当代の作品メインで見に行ってくるつもりです。

なので、当代以降は今日は割愛します。

 

私は10年以上前、京都外国語大学で当代の講演を聞き、

イタリアの話だったと思いますが(もう忘れてしまいました)

すごいと思って樂美術館で作品を見ました。

ちょうど、お茶室で樂家のお茶碗を触って観賞する会でした。

最初は当代の作品を観賞していましたが、道入、了入など

歴代の有名な何人かを知り、今回で全員の作品を解説と共に見て

感慨深くなりました。

初代長次郎や先代たちに、歴代の作家たちが挑んでいるような、

でも、それぞれの時代を生き、自らの表現を行っていく

それが継承されていく樂家っておもしろいですね。

当代と篤人さんの今後もとても楽しみです。

5月に続きを書きたいです。

 

 

「茶の湯」展を見に行ってみましたが。。。

今年の注目の展覧会一つである

東京国立博物館 「特別展 茶の湯」を見に、

桜が綺麗な上野へ行って来ました。


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国宝、重要文化財など名品が勢揃い!ということで、

始まった翌日にさっそく行ってみました。

展示されているものが多くて、かなりボリュームが。。。

前半見終わって、休憩してから後半を見ました。

 

第一章  足利将軍家の茶湯―唐物荘厳と唐物数寄

第二章  侘茶の誕生―心にかなうもの

第三章  侘茶の大成―千利休とその時代

第四章  古典復興―小堀遠州と松平不眛の茶

第五章  新たな創造―近代数寄者の眼

 

お茶の知識ゼロ、予習もなしで行ったので、なんかいまいち良く分からず。

お茶により芸術文化も発展し、時の権力者たちも

お茶の世界に惹き付けられて、何百年も前の品々が

未だ大切に受け継がれ、こうしてお茶とは無縁の私までも

観賞させてもらえてるのはすごいなと

壮大さにはため息でした。

 

綺麗なお茶碗もいろいろ出ていましたが、

やっぱり私は長次郎や道入や、光悦のが格好いいなと感じ、

でも小堀遠州の時代もなかなか素敵だなと思ってみたり、

お茶室に書の掛軸を飾るということを初めて知ったり、

他のお道具はどう使うかもわかんないので、ただ見ていました。

 

今日見たものがまたいつかなにかと繋がればいいなって思って。

綺麗なものやおもしろいものもいっぱい見られてよかったです。

出口近くの「近代の数寄者たち」が一番気になりましたが

疲れちゃって流してしまいました。

 

図録買っても読みきれないので、この本を。

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(縦向きにならない…)

 

これからテレビの特番や日曜美術館があるし、

復習を楽しみたいと思います。

 

観賞はこんな感じで不完全燃焼でしたが、

観賞後にお茶をした時に素敵なマダムと相席になり、

いろいろお話して下さって、そのほんの10分弱が楽しかったです。

 

アメリカ在住でお茶を何十年も習っていらっしゃること、

なにがあっても忘れて熱中できる、自分が入り込める世界

(お稽古や創作など)をもつことの大切さ、

尊敬する素敵な師を持つ幸せなど、心に響くことばかり。

茶道はお茶だけでなく、お花、絵や書、着物、料理とか、

総合芸術だから、機会があったら習ってみるのもいいわよ!と

お茶の魅力もお話して下さったり、

「そういうもの、ちゃんと見つかるわよ!お名前は?私は○○です。」

と素敵な笑顔で、展示室へ戻っていかれました。

 

ちょうど今、プライベートで考えてることにぴったりな

アドバイスみたいなお話も聞くことができて、

偶然なんだけど必然だと思ってびっくりしました。

展示室で観賞している中に時々ほんの数人、エレガントな方や

知性を感じる方がいらっしゃって、私もあんな風に年を重ねたい

っていう人がいらっしゃいますが、そういう方と

直接お話できて嬉しかったです。

コミュニケーションの取り方もスマートで素敵でした。

 

ミエコさん、またどこかでお会いできたらいいな。

私もそれまでに自分を耕して種まきして、育てていきたいです。

 

博物館から見えた上野公園の桜がとても綺麗でした。


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最近見た展覧会ーナビ派とか古唐津とか暁斎とか

今年に入ってから、例年以上に展覧会を見に行ってます。

今日は覚え書きを兼ねて、感想を。

展覧会の構成とか、作家や作品についてはもっともっと詳しく、

分かりやすく書いていらっしゃる方々がいっぱいいらっしゃるので、

私は私の好きなもの、ときめいたものを記録しておきたいと思います。

 

三菱一号館美術館

『オルセーのナビ派展』
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こちらはTwitterでオススメしていただいて行ってみたら、

本当に良かった!というか、全部好きな感じ!!

まず、色彩。

特にピンクとブルーとグリーンの色味がとっても綺麗。

洋服の柄が可愛い。

描かれてる自然の空気感が穏やかで幸せな気持ちになる…。

完全、主観な感想ですが、今まで見たことがなかった作風で、

ナビ派が好きになりました。

昨年、カサット、ルノワールと見て、私は印象派が好きかも?

って思いましたが、ナビ派良かったです。

絵画の展覧会の図録を久しぶりに購入しました。

 

図録より

ボナール
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ドニ
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ヴァロットン
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ヴァロットンの色、すごく好き。

 

出光美術館『古唐津
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「朝鮮陶磁を『経糸』に、桃山陶磁を『緯糸』に」

と解説されていました。

唐津は桃山時代の九州で、朝鮮人陶工により始められ、

志野、織部といった桃山時代の陶芸にも影響を受けているとのこと。

唐津と言っても、形も色も質感もいろいろと幅広く、

でもとても素敵なものばかり。

出光佐三氏の美意識と収集力、半端ないなと思いました。

(コレクションは300点を越えるらしい!)

かつて小林秀雄白洲正子も魅力された器たち、眼福でした。

川喜田半泥子が銀行の頭取でありながら絵画や俳句や作陶を

していたこととか、小山冨士夫の作品素敵!と思ったら、

世界的な東洋陶磁史学者だったとか、発見があって、

自分の心が惹き付けられるまま精神豊かに生きたいなと

思える展覧会でした。

次の『茶の湯のうつわ』も楽しみです。

 

Bunkamura『これぞ!暁斎


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すごく絵が上手で様々な画風で表現され、ユーモアに溢れ、

描かれる対象は躍動感があり、表情豊かですごかった。

私は鴉や象が墨で描かれた作品が好きでした。

個人的には『祈る女と鴉』が好き。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/kyosai/list/CK2017030602000246.html

構図がおもしろいし、意味深で惹かれる。。。

全体的にとてもすごいんだけど、好きとは違う。

というのが本音です。

 

世田谷美術館花森安治さんも見たけど…ちょっと苦手な感じでした。

なので、割愛。

 

草間彌生展、茶碗の中の宇宙はすごく良かったので、

また改めてブログにします。

 

年が明けてから書いてないのも含め毎週のように行ってますが、

そろそろ所有資格の更新や習い事など他の用事が増えてきたので、

本当に好きなのを中心に行きたいなと思います。

いろいろ見てると好きなものが分かってくるので、

それは収穫です。

 

 

 

創流90周年記念の草月会館の展覧会

草月会館に行って来ました。


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家元・勅使河原茜さんの個展はすごい迫力でした!


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草月会館は設計が丹下健三イサム・ノグチの石庭で有名ですが、

こちらの個展会場構成をデザインオフィスnendoが手掛け、

別会場では、小山登美夫ギャラリー所属のアーティストによる

現代アートとのコラボレーション展示も行われているという

とっても豪華な展示でした。

それも無料で、撮影可能で。

 

迫力ある展示を見て、花や木や枝の自然の造形が持っている

形の美しさや生命力の強さを改めて感じました。

それらを使ってまた新しい表現をする家元がまたすごい。。。

語彙不足で表現できませんが、とてもおもしろくて

見に行って良かった!って思いました。

 

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こちらの小さいのがまた可愛らしくて。 


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大きい作品の圧倒的な存在感と小さい可愛らしい作品を見て、

花や木を知りつくし、いとおしんでいらっしゃるんだなぁと

愛情を感じました。

 

小山登美夫ギャラリーのアーティストの方々とのコラボレーション

 


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ピカソ


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イサム・ノグチ


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 お花など植物の種類も豊富で、見たことないのもいっぱい!

 

nendoプロデュースのカフェもオシャレ。


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草月がこんなに素敵だったとは!

4月10日(月)までです。

 

 

 

 

 

大好きな精油でアロマテラピー香水作り

以前愛用していた藤の花の香水が廃盤になって以来、

これっていう香りになかなか出会えていないまま時が過ぎ、

この頃は自然の香りに惹かれるようになってきました。

 

今日はとっても楽しみにしていたアロマテラピー精油を使った

香水をつくる講座を受講してきました。


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先生の説明を聞いてから、何十もあるたくさんの香りの中から

組み合わせを考えて、配分を考えて。。。


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香水とオーデトワレ、オーデコロンの3つを作成しました。

この3つの違いは精油の量(濃度)の違いです。

香水にはたっぷり贅沢に精油を使用しました。

 

香水の揮発する速度の違いから、つけてすぐ香る香り、

メインの香り、残り香となる香りを考えて組み合わせたり、

香りをグループ分けして(フローラルとかシトラスとか)

相性やアクセントを検討したり、さらには各香りの分量の配分も考えて。

最後に香りに名前もつけて、完成。

熟成させてから使います。

 

組み合わせは無限大。

作る人、使う人、使うシチュエーションもそれぞれ違います。

とっても奥が深い世界で、楽しくてたまりません。

みんな集中してたくさんの香りを嗅ぎ比べて選び、

素敵な香水がたくさん誕生しました。

 

先生が「香りは芸術」とおっしゃってたのが印象的。

つけるのは。。。

四季のどの季節?朝・昼・夜?どこで過ごす?

誰と一緒?どんな気持ちになりたい?どんな印象を与えたい?

そのシーンをイメージして、その香りを作り出すのは

とてもクリエイティブです。

 

たくさんの精油の組み合わせを下記並べたのを見ただけで、

アドバイスを下さる先生の知識、経験、想像力に驚いたり、

覚えきれない数の精油を自由に使えて、スクールの恩恵も

十分に味わって楽しみ尽くしてきました。

 

香りをお伝えできないのは残念ですが、

私は甘い香りが好きでジャスミンゼラニウムやオレンジ、

特に「イランイランとベチバー」の組み合わせが大好きで、

そればっかり多用です。

この2つに何をプラスしたらいいかん試しに行った感じでした。

好きな組み合わせが3つ発見できて幸せです。

 

いつかは自分で自在に、香水だけじゃなく、パウダーやボディスプレー、

クローゼットの中とか玄関の消臭、ルームフレグランス

バスソルトなどを作って心地好く暮らすのが夢です。

 

とことん甘い香りを作って、また別の香りにも挑戦していきたいです。

すごく楽しいので、精油がたくさん欲しいなぁ。

 

 

 

 

 

2016年 心に残った展覧会

早いもので今年もあと1日。

年頭に「2016年は月に2回展覧会を見に行く」

という目標を立てました。

2015年は1年に3回くらいしか行ってないので。。。

(サイ・トゥオンブリーとブルガリ、蕪村と若冲しか思い出せません。 

今年は振り返ってみたら30回近く行っていました。

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目標達成はしてますが、もっと見たかったなぁ。

 

ということで、今年見た展覧会を記録しておきたいので、

心に残った順番に振り返りたいと思います。

 

①『志村ふくみ 母衣への回帰』世田谷美術館
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前期、後期で作品が大きく入れ替り、2回訪問しました。

今回も、植物から染め出せるたくさんの美しい色、

進化し続けるデザインとセンスの素晴らしさ、

そしてそこに現れる志村さんの好奇心と知性に

すっかり心奪われました。

書籍も魅力的なので、たくさんお買い物した展覧会でした。

 

②『村上隆スーパーフラット・コレクション』横浜美術館


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今まで村上さんのことよく知らなくて近寄りがたかったのですが、

年始一番最初に森美術館の五百羅漢図展を見て以来感じた

やろうとしてることの壮大さと、半端ない実行力、

今までのパワフルすぎる足取りを垣間見て、なんかこの人凄すぎる!

というのを、このスーパーフラットコレクションで

思い知りました。

図録予約したら良かったなぁ。。。

今から1万円払って買うか真剣に悩み中。

 

③『三代 樂 道入・ノンカウ展』 樂美術館(京都)

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樂家当代(15代吉左衛門氏)の作風が好きですが、

道入もずっと気になっていました。

京都旅行と道入だけの展覧会の時期が重なったので

願ってもないチャンス!で、道入ワールド堪能しました。

道入は歴代の中でもモダンですっきりした格好いい作風です。

樂美術館は雰囲気もいいので、美術館としてもお気に入り。

 

④『生誕300年記念 若冲展』 東京都美術館
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やっぱり若冲は良かったです。

始まってすぐの平日に行ったので90分待ちでしたが、

大混雑の疲れを忘れるくらい素晴らしかったです!

特に全幅揃った動植綵絵の美しさには、うっとりしました。

この展覧会あたりから、Twitterで美術好きな方々と

ご縁が繋がってきたので、そういう意味でもうれしい展覧会でした。

 

⑤『マリメッコ展』 Bunkamuraザ・ミュージアム
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可愛らしいだけじゃないマリメッコの世界観に感動しました。

テキスタイルも魅力的ですが、服のデザインも、

マリメッコで働く方々も、個性が大切にされていて

企業としてもおもしろいですね。

幸せな気分になれた展覧会でした。

インテリアやファッションをマリメッコ風にしたい衝動に

かられました。

Bunkamuraもオンラインチケットの時、半券くれたらなぁ。

私もウニッコのチケットが欲しかったです。

 

⑥『安田靫彦展』東京国立近代美術館
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安田靫彦さんの絵は透明感があって綺麗だなと

改めて感じた展覧会でした。

「美しかった」しか感想がないです。

聖徳太子を描いた夢殿と、このパンフレットの絵、

滋賀近代美術館にあるこの作品が好き。


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⑦『MIYAKE ISSEY展』国立新美術館
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造形として面白くて格好いいのに、着るとセクシーになる

っていう三宅一生さんの服の魅力と、印刷物、映像、

展示と全てにおいてハイセンスで素敵すぎました。

 

⑧『ルノワール展』国立新美術館


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こんなにたくさんのルノワールを見たのは初めてでした。

楽しそうだったり嬉しそうな人々や美しい景色や花ばかりで、

絵を見るっていいなぁと単純に幸せな気持ちになりました。

女の子に抱かれた猫の顔が好きですが、この絵にある

ストーリーを知り、切ない気持ちになりました。

 

⑨『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』三菱一号館美術館


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初訪問の美術館でしたが、建物とドレスの雰囲気が

とても合っていて雰囲気にまずやられました。

華やかなドレスが時代ごとに並び、細かい装飾や職人技も

じっくり見られて、満足度が高かったです。

 

⑩『はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション』国立新美術館


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大好きな大原美術館がそのまま東京で見られたのが嬉しかったです。

エル・グレコもセガンティーニも虎次郎もいいですが、

ここにある古代オリエントのものと民藝の作品は

本当に素晴らしくて好き。

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他にも

根津美術館の中国陶磁勉強会

横浜美術館のメアリー・カサット展

出光美術館の東洋・日本 陶磁の至宝

もとっても良かったです。

 

訪問数は全体的に少ないですが、陶磁器の割合が高く、

また、今年はファッションの展覧会も楽しみました。

絵画よりも使ったり着たりするものや立体のものが好きみたいです。

 

また展覧会ではありませんが、目黒区美術館でのデザインキャンプで、

島崎信先生とイームズの古いフィルムを見たり、

ハーマンミラーストアで、イームズや同時代、現代の椅子を

座り比べたりした2日間もとても楽しかったです。


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今年は年始に五百羅漢図展、春にスーパーフラット

暮れの12月28日にカイカイキキギャラリーで

村上さんと奈良さんの

現代陶芸についてのトークショーをお聞きすることができて、

2016年は実は村上隆さんに一番心を揺さぶられたと思います。

あの考え方をもっと知りたい。。。

 

2017年楽しみにしてる展覧会

十和田市現代美術館村上隆スーパーフラットコレクション

東京国立近代美術館の茶碗の中の宇宙、樂家一子相伝の芸術

東京国立博物館茶の湯、運慶

横浜美術館のファッションとアート 麗しき東西交流

京都国立近代美術館の技を極める ヴァンクリーフ&アーペル

国立新美術館ジャコメッティ展、安藤忠雄展、草間彌生

など。

 

来年も展覧会を楽しみ、感性豊かに過ごしたいです。

今年はどうもありがとうございました。

良いお年をお迎えください。